ゾッとする怖い話

怖い話のまとめ

飛び降り自殺

本命にことごとく落ち、滑り止めで入った二流大学。
山奥のキャンパスには、文章系の部活やサークルが多く存在した。

失意から逃れるようにサークルに入った俺は、ただ駄文を書き散らす日々を送っていた。

いい大学に入る以外の選択肢なんてそもそも知らなかった。
明らかに未来は真っ暗で、ひたすらその事を考えないようにしていた。


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痛い


妹の家に遊びに行ったときの話。

その従姉妹の家からチャリで20分位のとこに遊園地があってさ、叔父さんに連れてけってせがんだら、
もう小6だし安心だろってことで、お金くれて子供二人だけでその遊園地行かせてくれたんだ。

ジェットコースターとか、宇宙船みたいのがぐるぐる回るのとか一通り遊んだあと、
従姉妹が「お化け屋敷入りたい」って言うんだよ。
ガキの頃から怖いのが苦手で、正直乗り気じゃなかったんだけど、
怖がってるとか彼女に思われるのが嫌で、意を決して中に入ったんだ。


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黄色いヘッドライト

実は今日、いや、もう昨日だな。俺の友人の葬式があったんだ。
それで、その友人と仲の良かった友達が何人かが葬式に呼ばれて、 俺もその一人だったわけ。
死んだ友人は女の子でさ、面倒見の良い優等生だったんだ。
ダチは車とか持ってないから、電車で行くことにしたんだけど、 俺は電車ってどうも駄目で、それに切符買う金にも躊躇するくらい金欠だし、 香典も包まなきゃいけなかったから、バイクで行くことにしたんだ。
最寄の駅でダチと待ち合わせてから葬式に参列した。県外だったから結構かかった。
朝6時に起きて、8時に着替えを持って出かけて、最寄り駅についたのは10時前。

泣くまいとしても泣いちまうもんで、目が真っ赤になるくらい泣いた。



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お手製ジュース

学生のころに某コーヒーショップでバイトをしていた
そこはチェーン店ながらに結構ユルいところで、
休憩時間とか勤務中に勝手にコーヒーやらドリンクを作って飲むのが容認されてた。
だから休憩に入る前とか上がる前とかに好き勝手に自分好みのドリンクを作っちゃうわけだけど、
自分はコーヒーショップに勤めてる割にコーヒーがあまり飲めないたちだったので、
ミックスジュースとかフルーツジュースとかをいろいろと混ぜてキンキンに冷やして飲むのがお気に入りだった。
お気に入りって言っても、いつも自分で作っていたわけじゃなかった。


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トンネルの男

当時先輩はバイト先までは車で通ってた。
家までの道にトンネルがあるんだけど、いつものように
深夜3時位にそのトンネルを通りがかったんだって。
するとトンネルのはじっこを男が歩いてる。
歩行者用の道なんて無いから思いきり車道だし、時間も時間。ちょっと気になって見てた。
進行方向は同じだったから、始めはその人の後ろ姿を見たわけね。
だんだん近付くにつれて、異様な事に気付いた。

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