1、高校1年の時に、(当時は裕福な家庭だった)別荘で雨戸(外は人が立てない場所にある)をドンドン叩かれる。
当時、軽井沢に別荘があり、女3人誘って行こうといく事になった。 その別荘は斜面に建っており、玄関側は地上高で、奥に行くと2階位の高さがあった。

リビングは一番奥にあり、窓は三面あるが、バルコニーがあるのは南側だけだった。

やがて夜になり、女達が料理をしていた。野郎共はどんなかんじでHに持っていくかを、リビングで相談してたんだ。

そのうち野郎の一人が、「外に人影っぽいのがいねぇ?」とか言い出した。

一応、窓を開け外を覗いて見る。当然何もいなく、カーテンをきっちり閉めたんだ。

その後、みんなで飯食ってダラダラ喋っていたんだけど、夜11:00くらいかな?

いきなり、おれの目の前にいた女の子が悲鳴をあげた。カーテンの隙間から人が見えたと。

その窓は西側にありバルコニーがなく、人が覗くには3m以上の身長がないと無理な場所。

それが見間違いじゃなかったら、幽霊とか信じなかった俺は、普通に変質者かなんかが、踏み台みたいなのを持ってきて覗いてるのか?って思ったんだ。

さっき、野郎の友達も同じ事を言ってたのを思い出し、霊的な事とは別の恐怖心に煽られた。

女もいるし、万が一変質者がいたらシャレにならんと思い、男2人で(1人は部屋で女と待機)外に出て確認する事にした。

とりあえず、俺は武器としてフライパンを持っていったのを覚えてる。

男2人で別荘の周りを確認したんだが、何もいなかった。(踏み台みたいなのを捜したけども無し)

女達には木の影がそれっぽく見えたんじゃんと納得させ、戸締りを厳重にし雨戸を全部閉めたんだ。

その後もみんなで喋って、さっきの事を忘れかけてた時・・・

一瞬、とてつもなく生臭い臭いがした。

みんなの会話が一瞬止まったその時・・・

東西南の三面の雨戸を、一斉に凄い勢いで何かが叩き始めた。雨とかが当っているんじゃなく、明らかに手で叩いてる。そんな音だ。

ホントに人で届かない所は、肩車したとしたら30人以上必要かな。

女3人は気を失ってる。(その時はわからなかった)

俺は野郎三人と顔を見合わせて、動けないし声もでないまま・・・

10分位その状態が続き、野郎の一人がいきなり大声で「いいかげんしろよ」と叫ぶと、ピタッやんだ。

その後は叩かれる事はなかったが、結局朝までみんなでリビングですごした。

朝になり、タクシーを呼び、雨戸は閉めっぱなし状態で、そそくさ退散したさ。

タクシーに乗る、前に野郎3人で外から雨戸を確認したら手形がビッシリ。

さすがに女には言えなかった。

家に帰り兄貴に言ったら、やっぱり同じ目にあった事があるらしい。

家族で行ったときはなんともなかったのに・・・

ちなみに、やめときゃいいのに、一週間後に行った姉貴も同じ目にあいました。


2.その後、親が事業失敗&母親死去、親父失踪。兄貴達の協力の元、一人暮らしをする。家にケタケタ笑い狂う女の幽霊が出る。

別荘で幽霊に雨戸を叩かれてから、ちょくちょく見る様になってしまった。

高校2年の時に、親父の事業が失敗し倒産。その心労からか母親は心不全で亡くなった。

やがて親父は失踪し、実家は借金の担保として差し押さえられる事になった。

すでに自立していた兄貴と姉貴に、ワンルームマンションを借りてもらい、そこに住む事となった。

当時高校3年で、一人暮らしとなるとテンションは上がった。

引っ越して1週間位たった日、寝ようとしてウトウトしていると出ました。

部屋に入る扉の近くの電気のスイッチ辺りで、女の幽霊(上半身のみ)が髪を振り乱しケタケタ笑い狂ってました。

よくテレビで劇団員が腹を抱えて笑う表現?とかあるじゃないですか・・そんな感じです。

この時はあまりの恐怖で気を失いました。

しかし、この幽霊は2週間に1回位のペースで、引越しするまで約1年出続ける事となる。

5回目位に出た時には、恐怖より怒りを覚え、でかい声で「消えろ!」と叫べぶと消えた。

その後は出るたんびに「消えろ!」と怒鳴りまくり。隣の人は迷惑だっただろうな。

1回だけ、他の人がいる時(ナンパして連れ込んだ女)に出た事があって、めちゃくちゃびびってた。

部屋が悪かったのか、自分に憑いていたのかはわかりません。 社会人になって引越しした後は、その幽霊は見てません。

ちなみに、そのマンションまだありますよ。 相模原市の淵野辺駅徒歩12分位。401号室ね。

よく幽霊でて引っ越す人とかいるけど、高校生で兄貴達に借りてもらってる身では無理ですね。

3.波乗り中、足引っ張られる事10回ぐらい遭遇。だいだい平気だったんだが、1回だけマジやばかった。

足を引っ張られるのが結構あった。
大体波待ち中で、引っ張られてもこっちも引っ張り返せばそれ以上はなかった。

今思えば、足に手形っぽい痕などが出来ていたが、実際に手を見ていなっかたんで・・・

ではやばかった話。
ロングボードを借りて、いつもより沖で波待ちをしていた。波が来てテイクオフした瞬間、足を思いっきり引っ張られた。引っ張られるというより引き込まれる感じ。

中々離れずにヤバイと思い足のほうを見ると、汚い海の中で一瞬見えたのは、無数の手が俺の足首を掴まえていた。

何とか海面に顔を出したが、さらにまた引き込まれる。

左足を掴まえられていたんだが、右足で蹴り解こうしたらその右足も掴まれてしまった。

もがいていたら手を掴まれた。それと同時に、足を掴んでいた何かが離れた。

横にいた先輩が、足が攣ったのかと思って助けてくれました。

それがなかったら・・・

両足首からふくらはぎにかけて手形がバッチリ。1週間取れなかったです。それ以来サーフィンはやめました。


4.今はなき心霊スポット『相模外科』にて、足を掴まれ動けなくなる。友人に救助される。

今はもうないが、16号沿いに相模外科という廃病院があった。外見は富士急のお化け屋敷って感じだ。

悪友と町田で女の子をナンパし、流れで肝試しという典型的なDQNな土曜日だった。

時間は夜中の0時過ぎ位、
正直俺は遠目で建物を見た時に見てしまう様な気がして、車で待っていたかったんだが、 女がオッパイを腕に押し当ててきて、その誘惑に勝てず結局行く事になった。

建物の前に立つと、目の前は夜中でもそこそこの交通量の国道16号。

先客が4組位いて、女の子のキャッキャ言う声も聞こえ、正直ほっとした。

1階から2階を周り、なんとなく3階はやめようと話になり、1階から地下へ・・・

先客もいたので、肝試し的な不気味さはあったが霊的な恐怖は感じなかった。

女の子を怖がらせて遊んでた位だった。しかし甘かった・・・

建物を正面から見て右側の外階段?を地下から1階に上がるときに、いきなり足を掴まれ、全身が動かなくなる。

エッ?と思い見ると、うつ伏せの黒い影が半分は地面にめり込んでる状態で、こっちを見ながら足を掴んでる。

突然動かなくなった俺を見て、となりにいた女の子は俺がふざけていると思ったらしく、「やめてよ〜」とか甘い声で言ってくる。

「足掴まれてるんだけど・・・」と言うと、その子は俺の足元を見るが幽霊は見えていないっぽい。

俺はちょっと前を歩いていた悪友を呼び、「動けないんだけど」と言うと、最初は「脅かすなよ」って笑っていた。

悪友は俺が幽霊よく見る事を知っていた。途中ですべてを悟ってくれたらしく、引っ張ってくれた。

すると、掴んでいた手が離れ動ける様になった。(この間、怖くて足元は見れなかった)

女の子がビビリ気味だったので、「迫真の演技だっただろ」とその場をやり過ごし車に戻った。

その時の隣にいたオッパイ大きい女の子は、その2時間後、俺の家で笑い狂う女幽霊を見る事となる。

後日談。その1年後位に、再度相模外科にいく機会があった。

その時は車で待っていたが、3人組で行ったのに、帰って来る時に人影が4人だった。思わず2度見しちゃったよ。

さすがにそれは、行った3人には言えなかったな。


5.親父発見。同居する事に。
同居後「お前ら一族、一生呪ってやる」と、知らない女幽霊が一週間連続で出る。

その前後の出来事もあったんで、そのまま書きます。

19歳のある日、兄貴から連絡があった。親父が連絡をしてきた。借金が嫌になり、飯場で生きてきたとの事。

みんなで集まり、これからどうするか話し合う事に。兄貴、姉貴はそれぞれ同棲中。流れで俺が一緒に住む事になった。

正直、親父の事は許せない気持ちがあったが、ケタケタ笑う女幽霊の家から引越ししたかった事、同居し家賃負担が減るなら自分の車が買えると思い了承した。

隣駅の2DKのマンションへ引越し、家賃は親父7:俺3の割合で出す事となった。念願の車も買えた。

半年ほどは平和だった。私生活でも幽霊を見る事もなかった。 当時都内に勤めていたのだが、仕事の関係で海老名へ一週間ほどいく事になった。

最終日、仕事量を考えると最終電車は間に合わないと思い、車でいく事にした。

案の定仕事が終わったのが12時過ぎ。

幹線道路で帰ればいいものを、ショートカットしようと思い車を走らせた。 気がついたら山道っぽくなっていく。

なんとなく霧っぽいし、山道あったっけな?と思いながら運転していた。

このベタ過ぎる展開に、直感的に何かヤバイ気はしていた。

やっぱりそれはきました。
走っている車の後部ガラス(当時180SXという車に乗っていたのでハッチバック部分)を、思いっきり叩かれはじめた。雨ではない。

恐怖で足が震えのをこらえて、(それでも左足は震えっぱなしなので、クラッチが切れずずっと3速で走っていた)叫びながら運転をした。

当然、バックミラーを見ない様にして・・・

多分5分位は叩かれ続けたんだと思う。気がついたら音はやみ、霧っぽいのもなくなっていた。

なんとか家に帰ったんだが、帰宅後玄関を開けると今までにない嫌な空気。

今まで1回幽霊見ると、2、3日立て続けに見るから嫌だなと思いながら、その日は寝た。

この日は何もなかったが、2日後の夜。(日曜日)

いきなり夜中にパッと目が覚めた。部屋に人がいる。エッと思ったら、うつむいている女だ。

体が全く動かない。やがて女はゆっくりこちらを見て、怒りの形相でブツブツ言っている。

声が段々大きくなってくる。実際の声が大きくなる感じではなく、頭の中で大きくなる感じ
「おまえら一族一生呪ってやる」と頭の中で大きな声が響き、パッと消えてしまった。

体が動く様になり、ソッコー電気をつける。めちゃくちゃ怖かったが、意外と冷静で、幽霊って喋るんだって思った。

結局、朝まで寝る事は出来ず、そのまま仕事に行った。

(月曜日)、帰宅し前日寝ていなかった為、23時頃には熟睡状態。しかし、2時半頃にパッと目が覚める。体が動かない。

まさかと思ったらいました。女の人が・・・全く昨日と同じ展開。幽霊が消えた後、俺は半べそ状態だった。

翌朝、完全なただの同居人と化している親父に、「おまえら一族一生呪ってやる」って女に言われた事を話したが、完全に無視された。

(火曜日)会社の同僚に相談。信じない彼は俺の家に泊まる事となった。正直、一人でいたくなかったのでホッとしたよ。

軽く酒を飲み帰宅。前日、前々日とあまり寝てない俺は、12時頃に酒のせいもあって熟睡。

しかし、2時半頃にパッと目が覚める。体が動かない。案の定出ました。同僚を起こそうとするが声が出ない。全く昨日と同じ展開。

(水曜日)地元の友人がきましたが、同僚が来た時と同じ展開。さすがに本当に殺されるかもと思い、新聞広告に入っていたお寺の「因縁がどうたらこうたら」に電話し、日曜日に行く事になった。

(木曜)と(金曜)は地元の友人宅に泊まりました。幽霊出ず。

(土曜日)地元の友人と家に帰りました。友人に朝まで起きてろよと言ったのに、2時頃にトイレから戻ると爆睡状態でした。

つついたり、軽く蹴ったりしても全く起きない。やばいな・・・この展開はと思ってたら、いきなり電気が消え金縛り状態、出ました。

もう勘弁してくれって感じです。
そもそも「一生呪う」の一生って、俺の一生?幽霊あんたの一生?どっちにしろもう勘弁してくれ。

(日曜日)友人と付き添ってもらい、寺に行く。鑑定代と拝み代で3万5千円程かかった。 坊主が言うには、俺の先祖が女性を殺し、それがちゃんと供養されていないとの事だった。

正直胡散臭かった。誰だってこの幽霊の話を聞けばそう答えるよなって・・・

その晩からピタっと女幽霊は出なくなった。さすがだなっと思ったんだが・・・

実は寺に行った日曜日以来、親父が帰ってこなくなり失踪。もう10年以上たつが音沙汰なし。

女幽霊に心当たりがあり、出て行ったのかな?

女幽霊が出なくなったのは、拝んでくれた成果なのか、親父についていったのかどっちかな?