そーいや私は小さい時、脳みそがかなり暖かかったせいか、いろんな不思議な生き物と遊んだな。
たいてい弟が連れてくるんだけど、神社の宮司の子供で、身長ほどもあるシッポが生えている子。

毛皮のコートみたいにふわふわなんだけど、そいつがしょっちゅうシッポの一部を口で吸っていたから、その部分だけハゲ。

あとは、かすりのびんぼっちい着物を着たガキ。

超がつくほどのハイテンションだがスゲー運動能力で、4メートルぐらいの用水路を飛び越えてたりした。

連れてきた弟は全然覚えていなし、名前も知らない。

隣のラブホテル管理人の娘は、二つ上のお姉さんだったが、私が小学校にはいっても彼女は小学生になってないかった。いつの間にか彼女の年令を追いこしたんだ。

大人になって、母に「隣のラブホの娘ってなんで学校に行かなかったの?」って聞いたら、 どうもラブホの管理人のおばさんには娘なんかいなかった。

ただ、大昔に中絶して、その後遺症で産めなくなったらしい。

あと、カブト虫も変な種類のがいて、胴体が金色の毛で被われていて、頭と足の付け根に赤い毛が生えてるの。

いまだにあいつらなんだったんだろうって思うわ。