820 本当にあった怖い名無し sage 2011/06/18(土) 11:51:58.33 ID:jJQdB7bJ0
俺的には洒落にならなかった話
学生時代、かなり有名な山と、峠の側に住んでたんだが、ご多分に漏れず、その峠には
「魔のカーブ(笑)」というのがあって、俺がいた4年間の間にも数人が犠牲になっていた。
当時、バイクが好きで、その上山登りも好きだったので、夏場はその峠をツーリングがてら
に、そんなことも気にせずに、バイクで登り降りしていた。

普段は、夏場、ほとんどと言っていい程、夕立と雷が発生する山だったので
早めに下山するため、夜間その峠を通過することはなかったわけだが、その
日は、たまたま雲も広がらず、やたらと涼しかったので、草原に寝っ転がって
うたたね(爆睡?)してしまい、「うわっ もう9時か!?」てな感じで、慌てて、
バイクに、にもつをくくりつけて峠を降り始めたんだ。
普段、通り慣れた峠も、夜になると様が変わって、街灯なんかもない所
だから、事故らないように普段より慎重に下ってたんだけど、カーブを
切ってる間に、だんだんあの「魔のカーブ」に近づいてきた。
(種明かしすると、このカーブ、実は逆バンクになっててとても滑りやすい、
地元の人間なら知ってるんだけど、他県から来た人たちなんかは、知ら
ずに攻め込んで、スリップしてガードレールに張り付く。)
周りが真っ暗だし、明かりと言えば、自分のバイクのライトと、横の壁に反
射する真っ赤なブレーキ灯だけ。慎重にそのカーブを抜けようとしたんだ。


826 本当にあった怖い名無し sage 2011/06/18(土) 12:27:51.59 ID:jJQdB7bJ0
急カーブの頂点にさしかかったとき
「ズシッ」
て感じで、何者かが、勝手に俺のタンデムシートに乗ってきた感覚。
「ゲ!!!」
なんだこれ!と思う前に、バイク乗りの習性でバイクを必死に立て直して
なんとかカーブを抜けた。
「おお 危ね、なんだ今のは??、パンクか??」
と思って次のカーブに差し掛かったとき気がついた。
(なんか、後ろに乗ってる・・・)(かなり重いものがのってる・・・)

おいおい嘘だろー 
バイクに乗る人ならわかると思うが、タンデムしてる人間が運転手と一緒に
に重心を変えずに乗ってると、車体を倒してカーブやりにくいんだけど、あの
感覚・・・。しかも乗り続けてる。パニックになりながら一所懸命考えた。
(今、峠の中央付近だから、明かりがある麓までにはまだ20分は必要)
(この状況で、やばいのはパニックを起こすこと、見るのはダメ・・俺死ぬ(笑)
バイクも停めたくはない・・・真っ暗だし・・・。涙目・・・。)
腹をくくった俺は、このまま明るいところまでなんとか走ろうと、バイクのバック
ミラーを、後ろが見えない角度に変更して、いくつかのカーブを走り続けた。
でも、なんかおかしい。いつもタンデムしている時と、感覚が違う。何か乗ってる
のは間違いないが、人間が座ってるにしては、重心の位置が変だとか、何か頭
が妙に冷静(^^
でも、この状況で、手が腰に回ってきたり、首絞められたりしたら・・・
明日、学生のバイク事故のニュースになるなとか・・・gkbrのまま5分位、ゆっくり
走り続けた。


830 本当にあった怖い名無し sage 2011/06/18(土) 12:48:00.08 ID:jJQdB7bJ0

そのとき、後ろから、飛ばしてきた車が俺に追いついてきて、急にハイビーム
にすると、派手にクラクションを鳴らし始めた。
「おおおおお 人だー! 助かったあ」 その車はガンガン クラクションを鳴らしながら
煽ってくる。普段なら「コノヤロー」なんだけど、救世主に見えたな。で、その車に追い越
されて先に行かれてもまた一人になるので^^ わざと道の中央で、ゆっくり減速して、バ
イクを停めた。車も一緒に停った。

車から、「’(’&$”%$’&)」と怒鳴りながら、ヤンキー系に兄ちゃん二人がおりてきて
「なんのつもりだ」と怒鳴ってる。
事情を説明しようとしたら、一緒に降りてきたヤンキーが「あれ、もう一人は?」と言い出し
た。で、二人で周りをキョロキョロしている。で、逆に話を聞いてみると、
峠を走っていたら、トロトロ走っているバイク(俺のことね)がいた。追い越そうと近づいてみ
ると様子がおかしい。さらに近づいてみると、トロトロ走ってる上に、馬鹿な乗り方してる。
頭にきてあおったってことだったんだけど

なんでも、バイクの後部座席のやつは、ヘルメットかぶってシートに立ってて、
それで、バランス取れなくてゆっくり走ってるんだと思ったんだって。文句いおうと
おもって降りてきたら、一人しか居なかったので戸惑ってたってわけ。

よかった・・・。
後ろや上見なくて・・・。
以上
連投すまんかった