945 本当にあった怖い名無し 2006/03/31(金) 03:02:10 ID:mMDZP0/60
これは看護婦(いまは看護士 ですね)をやっていた友人から聞いた話です。

彼女の勤めていた病院は、小さくどちらかというと診療所といった感じでしたが、
病院スタッフや患者はみな仲がよくて、患者さんも病気を患っているのが
信じれらないくらいに、明るい院内で、ドクターの腕もいいこともあり、
地元民の間では評判がよく、そこそこ繁盛してました。


あんな事件が起きるまでは…

946 本当にあった怖い名無し 2006/03/31(金) 03:03:16 ID:mMDZP0/60
ある夜、ナースコールが鳴り響きました。
見るとコールしている部屋は44号室(不吉とされていますが、知人の病院の院長は
そういった迷信を信じていなかったそうです)
3日前に部活中のケガで運ばれ、手術をした少年の入院している部屋でした。
術後間もない少年に、何かあったのかと 44号室へと急ぎました

病室を覗くと、少年が下腹部を丸出しにしたまま、ベットの上で呆然としていました
「どうしたの?」問うと、少年は羞恥からか、少し躊躇した後、呟きました。

「チンコが…勃たないんだ…」

947 本当にあった怖い名無し 2006/03/31(金) 03:04:11 ID:mMDZP0/60
「え!?」
友人は大変驚きましたが、
絶望を隠せない様子の少年に冷静に語りかけました。
「きっと、慣れない環境で疲れてるんだよ、大丈…」
「何が大丈夫なもんか!俺はな、自慢じゃないがいつ、なんどきでも
おかずなくたってオナニーできるヤツだったんだよ!
ちくちょう!こんなの…はじめてだ
せっかくナース見放題なのに…ちくしょう…ちくしょう…」
友人の言葉を遮り、多少下品ながらも、苦悶の表情で呟く少年に
友人は何もかける言葉が見つからず、
とりあえず今夜は寝て明日また落ち着いて挑戦するように告げ、部屋を出たそうです
部屋を出た後、少年がもらす嗚咽が、今も耳に残っているそうです。

948 本当にあった怖い名無し 2006/03/31(金) 03:05:07 ID:mMDZP0/60
翌日、ドクターに夕べの出来事を話し、原因を問いましたが、
やはり彼は首を捻るばかりでした。
「ふむ…EDか…こんな事例は初めてだが…ケガによるストレスか…
もしかしたら…」
「もしかしたら?何なんですか?先生!」
「いや…手術の際、神経を傷つけてしまったのかも…」

「…!!それじゃ…当院のせいで…あのコは…?そんな…」

「いや、まだわからんよ、そうと決まったわけじゃない、だが…」

「治る見込みは?治療法はないんですか?」

「…難しいかもしれんな」

彼はまだ中学性なのだ、俗に言うヤリタイ盛りの彼にとって
どれだけ辛いことなのか 彼はまだ童貞なのかもしれない
それなのに…、しかもそれが、手術の所為かもしれない
治る見込みも無いなんて…あのコが不憫すぎる…

「…しつれいしました、少年の様子を見てきます」

病室に向かおうと振り向くと、そこには呆然とした少年が立っていた

949 本当にあった怖い名無し 2006/03/31(金) 03:06:03 ID:mMDZP0/60
「…A君!…聞いてたのね?」

「俺…インポになっちゃったの?手術のせいなの?治らないの?
なぁ!何で?何でだよ!俺なにも悪いことしてないのに!お前等の所為かよ!
絶対許さねぇ!許さねぇからな!大体なんだよ!44号室って!
そんな部屋に入れるからこうなったんじゃないのか?クソッ!絶対許さねぇ!」
「待って!A君!」

酷く興奮した様子で捲し立てると、少年は走り去りました。
慌てて後を追うと、どこからか持ち出したナイフのようなもので
新人看護婦のM子を人質に取っていました。
「俺もうどうなってもいいよ!インポなんて、生きてても意味ないじゃないか!」

叫び、M子のナース服を切り裂くA君、M子の豊満な胸があらわになります。
「これでも勃たないのかよ!もう…もういやだ!
こんなモノ!もうこんなモンいらねぇ!うああああああああああ!!!」
咆哮すると、A君は自ら自分のペニスをメッタ刺しにし、気絶しました。

すぐに病室へと運ばれたのですが、出血多量の為死亡。
A君の手術を担当したドクターは責任を取って辞職 友人も病院を去りました。
それから、その病院には、44という数字と、性的なモノに
異変が起きるようになりました。
病院は今でも細々と経営を続けているらしいのですが、
あの事件以来、入院患者の数が常に44人なんだそうです。
一人入ると一人死に、一人死ぬと1人入る…これもA君の呪いなんでしょうか?

…実話なのであまり怖くなくてごめんなさい。
わかりにくそうなところは一部改良してあります。