761 名前: 本当にあった怖い名無し 2006/07/31(月) 16:58:46 ID:beqXXtKb0
小学生の頃のお話。
 教室にあった教卓の引き出しが開かなくなっていた。
 中に色んな物を詰め過ぎて、引き出しが何かに引っ掛かったらしい。
 ある日のことである。
 授業中、この引き出しが開かなくなっていることに気づいた担任のM先生が
 この引き出しを何とか開けようとした。

 「あら? なんで開かないのよ? この引き出し」 
 そういって引き出しの取手を掴み、一生懸命に引っ張った。
 だが、なかなか開かない。
 「もう~、誰? こんなイタズラしたの~」
 そういってさらに力を入れて引っ張った。
 ようやく引き出しがガタガタ音を立てて開いた。
 「こんなに色々詰まってたのね。ちゃんと掃除しないから・・・」
 そう言いながら引き出しの中に手を突っ込んだ。
 引き出しを掃除しないのは先生の責任では?
 「んっ? 何かしら? これは?」
 先生は差し入れた腕を外の出した。何やら長いモノが腕に巻きついている。
 「!」
 先生の腕には、1メートル近くのアオダイショウが絡み付いていた・・・。
 先生はそれを目にし、その体勢のままゆっくりと床に卒倒した。
 どうやらそのアオダイショウは教卓の引き出しの中に入り込み、冬眠をしていたらしい。

 授業は中断。
 隣のクラスのO先生を呼びに行き、その後、M先生は担架で運ばれた。
 M先生は、大のヘビ嫌いだったのだ。
 人が失神する瞬間を目の前で見たのは、後にも先にもこの時だけ。