76 本当にあった怖い名無し sage 2007/05/22(火) 17:09:37 ID:vQb4LRVe0
路地裏に占い師がいたんだ。 

最近ついてないから占って貰おうと思い、近づく。 
良く見ると、自分でも何故占い師だと思ったのか分らないほど普通の人だった。 

「占ってくれませんか?ぼくは何をしたらいいんでしょう?」 


すると、やや間があって・・・ 
「例えば、一秒先のことを予測するのに、一秒かかっては意味がない。 
だから、私はあなたをすぐに変えてしまうことにする。 
ところで、川が流れるのは上下の勾配があるからなのだけれど、時間は何故ながれていると思う?」 

こうのたまった。 
まったく意味がわからず、いぶかしげに占い師の顔を見ていると、 
「既知と未知がその勾配なのさ。未来を知った人間はどうなるのかねぇ」 


あの後、どうやって家まで帰ってきたのか覚えていないのだけど、 
その後何をするにも成功ばかり。 
幸せかって? 

最近、気持が悪いのが治らなくって、病院にいくことにするんだ。 

そしたら 

離人症なるものになっていたらしい。全く意味がわからなくなるということだ。 

もう、息子も妻も愛せないんだ、どこか冷めていたんだ。